セダンで2台のロードバイクを輪行する。

今回のネタは輪行です。

大学生ともなれば免許を持つ人も増えてきます。するとクルマに自転車をのっけて知らない場所へ走りに行こう！なんてこともあるでしょう。

自分の調べによると、自転車乗りはクルマも興味を持っていたり好きだったりする傾向があり、(ある程度妥協は必要だが)クルマの走行性能も妥協したくない！という人が多い印象があります。

ある程度は妥協するにしてもミニバンやワンボックスはNG、という人もいると思います。

実際自分もその1人でクルマはトヨタのマークXと、自転車を載せることなど毛頭考えていないようなチョイスであります。

今回はそんなセダンで自転車を2台載っけて輪行した、去年の夏の体験談を元に記事を書いていきます。

ネタばらしをするとこの車、実はリアシートが倒れてトランクスルーになります。なので2シーターになると割り切れば、トランクから楽に搬入して自転車を2台載っけることが可能です。

ボディと自転車の干渉を極力避けられるように、最低限タオルなりを使って保護するといいと思います。

フロント側から見た図とトランク側から覗いた図です。ホイールとかスポークとかが干渉したりして痛めると良くないので、これも最低限タオルなりで直接的な干渉をしないよう保護します。

慣れれば10分足らずで搬入が終わります。リアシートの足元は何もないので、そこに工具セットやら空気入れやらを搭載すれば、出先でもバッチリ調整ができちゃいます。

横に寝かせはするものの、クルマを振り回さなければ自転車が暴れることもありません。何より普段乗るクルマが自転車のために我慢を強いられることがないというメリットが大きいと思います。

搬出も搬入の逆で行えばあっさり終わります。知らない道は新鮮で、自転車の面白さを再確認させてくれるはずです。

そして、走るのが楽しいクルマならば輪行先に行くまでのドライブもが面白く、新鮮で楽しいものとなります。

何台も使い分けるようなお金持ち以外では、クルマは目的に合わせて選ぶ物です。しかし自分のような自転車に乗っているクルマ好きは目的が「輪行」と「楽しい運転」の２つになると考えられます。そこでベターなチョイスが、自分の場合はセダンなわけです。

スバルのレヴォーグみたいなステーションワゴンがベストチョイスな気もしないではありませんが、その辺は個人の感性の違いで、自分はステーションワゴンよりもセダンという感じでした。

そして初めてのクルマとなるとあまり高いクルマは選べない。すると必然的に数車種に絞られてきます。

まずマークXとの真っ向勝負になったのがホンダ アコード(CU1/CU2)。これに関しては、FRのマークXの方が楽しそうだなという単純な思考で、最後まで悩んだ挙句購入に至りませんでした。

その他にはこれまたホンダのシビックセダン(FD1/FD2)。タイプRはトランクスルーが無かったはず(そもそも補強バーが生えてたり)ですが、セダンはトランクスルーが備わっていたと記憶しています。

これが候補から外れた理由としては、アコード同様FFだった点と、車格の割に非力だなと思った点です。マークXも車格の割に非力といえば非力ですが、このクルマよりはパワーがあります。

まだ上がる候補、お次はスバルのWRX STI(GVB/GVF)です。

ハイパワー、まさしくスポーツセダン(というかMTはもはやスポーツカー)と言えるクルマで、お金さえあれば間違いなくこれをチョイスしたと思います。

年式が新しいというのと、需要があるため中古相場が高かったんです。初めてのクルマにしては高いのです。

この他にもBMWの5シリーズとか3シリーズなんかも出たりしていましたが、維持費的な問題で却下となっていき、結果として今のクルマに至ったわけです。

そんなこんなでマークXをチョイスしましたが、今でもトランクスルーを始めとした積載性と平均以上の走行性能と快適性を兼ね備えるこのクルマは、現状でベストチョイスだったと思います。きっと次も同じクルマに乗るでしょう。

そうは言っても今持ってるセダンで輪行したい！なんて方もいると思います。

そこでこれ、セダンモ車載なる輪行バッグです。ステマでもなんでもなく、自分が今1番気になってる輪行バッグで、クッションとかを上手く使って頑張れば自分のクルマで3台輪行も夢じゃないかな(?)なんて思っていたりもします。乗れるのが2人なので自転車2台以上の意味はあまりなさげですが。

これで室内の横幅が1400mm以上あってリアシートの足元にトンネルがないクルマ(主にFF車)であれば省スペースで輪行ができます。いいなこれ。

こんな感じのアイデア商品もあるわけで、これなら気さくに輪行ができます。

「乗っているクルマが…」という理由で輪行を諦めずに試してみると、意外と乗せられてしまうものなので、チャレンジするのもいいかもしれません。

2021.1.31追記

車がトランクスルーのないセダンになりましたので積載チェックです(洗車しておらずダーティー)。

それなりの車格で、前後輪を外せる自転車であればトランクスルーがなくても1台の積載は可能です。2台を輪行するとなるとやはり先述の輪行バッグを導入する必要がありそうです。

例えばトヨタのクラウンやレクサスのGSなんかでもあっさり乗せられそうな雰囲気があります。LSは実際に積載してきた人がいました。トヨタ系列のセダンはやたらとトランクが広い気がします。

※なお、フレームサイズが大きい車体はこの限りではなく、シートポストを引っこ抜く等の対策が必要になってくる可能性があると考えられます。