クロスバイク ハンドルカットのススメ
クロスバイクでもロードバイクみたいに速く走りたい!
クロスバイクから自転車にのめり込んだ方々なら誰しも一度はそう思う筈です。
ロードバイクとクロスバイクの違いというと…
タイヤ、ホイール、ハンドル、フレーム、コンポ…と上げていけばキリがありません。
ですが同じ自転車です。それも速く走れるという点で同じ、同じなのです。
それならどうしてクロスバイクじゃロードバイクに追いつけない(例外あり)のか?
どこまで突き詰めても結局行き着くところは空気抵抗となります。
空気抵抗に関係がある部品といえばハンドル。クロスバイクとロードバイクの1番の違いであるドロップハンドルとフラットバーハンドルの違いです。
自分の実験でドロップハンドルにするだけでも全然速くなるという結果が出ています。
次にこちら
弱虫ペダルの合宿シーンの1コマです。青の今泉くん、大柄なのでハンドル幅400〜420mmと仮定すると、隣の真っ赤な鳴子くんは600mm近くはありそうなフラットバーを使っています。
画像でも一目瞭然、フラットバーはひじが開く上に長いので空気抵抗がやたらと増えるのです。
空気抵抗が減るだけでだいぶ楽に速く走れるようになります。
じゃあフラットバーでどうやって空気抵抗を減らすか。
ぶった切るんです。
「ハンドル切っちゃって大丈夫なの?」
自分も最初はそう思っていました。が、むしろ長すぎても扱いづらいだけなので、最適な長さにカットするというのが最適解でした。
ハンドルを短くすると角度によっては見た目が良くなったりするのです。野暮ったさが無くなるというかなんというか…
大して変わらない?そんな細かいことはいいじゃないですか!
ということでハンドルカットの手順です。
必要なもの
- パイプカッター
- アーレンキー(六角レンチ)
- (マーキング用の)ペン
- 紙やすり
- メジャー的なはかり
これだけでハンドルカットが出来ます。
工程に入ります。
1.グリップを外す
画像はイメージです。このハンドルを切ったわけじゃないです。が、グリップを外さないとハンドルカットはできません。
2.長さを決める
ミストラルの場合元々のハンドルが580mm、新しくしたハンドルが640mmでした。
この640mmを自分の場合は500mmになるように、つまり片側70mmずつ切るために、ハンドルのエンドから70mmの所にマーキングをしました。
3.ぶった切る
ここでパイプカッターさんのご登場。
工具の詳しい使い方はこちらの動画参照です。気を抜いてると切れた時にすっぽ抜けて床へ落下していきます。刃物なのでデンジャラスです。気をつけましょう。
4.切断面をやする
ぶった切った断面は荒れてます。この荒れた面をヤスリで滑らかにします。
作業中に断面で指を怪我しないように気をつけましょう。
5.シフターの位置を調節する
ここでアーレンキーの出番です。
こいつ、シフターを大体ハンドルをカットした分だけ内側(ステム方向)に移動させます。
レバーが引きやすい位置に調整して完了です。
6.グリップをつける
自分はグリップの代わりにバーテープを巻きましたが
外したグリップを再利用するという手もあります。
完成
元の状態で正面から撮った写真がないのでなんとも言えませんが、野暮ったさが無くなった感じがします、
走った感想
ハンドルカットと同時にステムを長くしたりしたので、それらも含めたインプレになりますが、速くなりました。確実に。
体感的にドロップハンドル(ブラケット)と大差ないポジションにまで持っていけました。
500mmにしたので、多少ひじが開いてもドロップハンドルとあまり変わらない開き具合になったと思います。
で、その状態でいつものアタックポイントでシッティングのスプリントをしてみると、面白いくらいに速度が伸びました。今まで必死にハンドルの中央近くを握ってかがんでたのがアホらしく思えるくらい普通の姿勢で50km/h近くの速度をマークしました。
ひじが閉じていれば何処を握ろうが大差ない、という事でしょうか。
ちなみに現在のセッティングで中央近くを握ってかがむと
なんともマニアックなポジションになります。TTバーが欲しくなるポジションです。
まとめ
ハンドルカットはいいぞ
以上です。
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