Pirelli P ZERO velo インプレ

Pirelli P ZERO veloを購入しました。
近所5kmを周回して感じたファーストインプレッションをまとめます。
ちなみに比較対象は今まで使っていたコンチネンタルのウルトラスポーツ2です。
9/20、導入
9/23、後日談を追加しました。
乗り心地が良い
乗ってみてまず特筆すべきだと思ったのは乗り心地の良さでした。ウルトラスポーツが「ガタン、ガタタン!」というダイレクトな突き上げだったのに対してP ZEROは…なんとも形容しがたいのですが、確実に角の取れた、突き上げではなく反発と言った方が正しいような乗り心地でした。しかしながら路面のインフォメーションは確実に拾っており、むしろウルトラスポーツよりもきめ細やかに拾っている、そんな感じがしました。
空気圧は比較当時で
ウルトラスポーツ2、P ZERO共に
F:7.00bar R:7.20bar
でした。
転がり抵抗の低さ
走り出してすぐに乗り心地の良さを体感した直後、サイコンを見て速度にギョッとしました。
ウルトラスポーツ2なら27,28km/h程度で巡航する力の掛け方で走っていたのですが、31km/h前後でキープしていました。その後貧脚なりに少し踏んでみると軽く40km/hを超えました。軽く速度を上げられて、速度維持が楽なことを考えると、かなり転がり抵抗が低いことがわかります。
ピレリ特許のスマートネットシリカのおかげなのかな…?
後日談
高速域での伸びはウルトラスポーツ2と大して変わらないような気がしなくも無かったですが、ある程度の距離を走った後の一定速度でのクルーズがかなり楽になりました。
・路面に吸い付くハイグリップ
平坦で速度を上げられるのは良いですが、TTとは違いそのへん至る所にコーナーがあります。
タイヤの表面を見るとわかりますが、うっすら縦に線が入っています。どうやらバイクを倒すごとにドレッド面が変化してグリップ力を高めるだか最適化するだかなんだか…
……とにかく無茶苦茶グリップするらしいです、というか無茶苦茶グリップしました。
試しにクルマの殆ど通らない路面の荒れた交差点に50km/h以上の速度で飛び込んでみたところ、狙ったラインから外れることなく、オンザレール感覚で何事もなくクリアしてしまいました。恐怖もなく、むしろ驚きの方が凄かったです。
後日談2
60km/hオーバーの速度で急な下りのS字コーナーに飛び込んでみましたが、こっちは怖いのを我慢しながらのターンなのに、P ZEROは狙ったラインを1mmもズラさずにクリアしてしまいました。ウルトラスポーツ2では出来ない芸当でした。

5km程度のファーストインプレッションではこれくらいが限界ですが、流石は定価が高いだけあって全ての性能がハイレベルでまとめられていました。
後日、50kmほど走って来ましたが、軽く転がっていく感覚が病みつきになりました。コーナリングは余裕を持ちつつもナチュラルにターンできる感じで、最初は違和感がありましたがすぐに慣れました。
この価格帯はGP4000S2やらコルサやらミシュランパワーシリーズやらの激戦区ですが、P ZEROも値段相応、いやそれ以上の性能を秘めていると感じました。
ウエットのインプレを書きました。

じてんしゃにっき

2016 6/12 GIOS MISTRALを納車。 2018 8/3 ORBEA aquaを完成。 2019 6/15 GIOS AEROLITEを納車。 その後の行動や構想を自由に書き綴るサイトです。 移行作業(手動)、諦めました。

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