GIOS Mistral をドロップハンドルにしてみた。パーツチョイス編

前回の記事の続きです。
今回はパーツアッセンブルについて、特にピックアップすべきパーツを抜粋して書き綴ります。

SHIMANO 105 5800

今回の組み替えに当たって主役となるパーツ群です。STI、FD、RD、スプロケが5800系の105、クランクのみR7000系の105をチョイスしました。
とは言っていますが、我が家に余っていたコンポーネントがこれしかなかったのでこんな感じのチョイスになりました。
可もなく不可もなく、11sで組むならこれが一番ポピュラーなコンポでしょう。変速調整がとてもやりやすく、操作感も上位グレードには劣るものの中堅グレードの名に恥じない操作感で、全てが高次元でバランスよくミックスされた感じです。

SHIMANO BR-R353

原則としてSTIレバーでVブレーキを引くことはできません。しかしミストラルの台座はVブレーキ用です。カンチブレーキも存在しますが、もうひとつSTIで引けるブレーキ(シマノ非推奨)があります。それがコンパクトVブレーキたるBR-R353です。
SORAグレードのこのブレーキはアーム長が90mmと、通常のVブレーキよりかなり短い作りになっています。そのためSTIのブレーキの引き量がブレーキの必要とする引き量に近いものになります。
と言っても組むまで実際にどうなるかわかったものではないので、90mmで大丈夫という根拠づけをしなければなりません。そこで目をつけたのがTRPのCX9というミニVブレーキ(=コンパクトVブレーキ)。これはアーム長が90mmで、TRPが公式に7900系のデュラエース以降のSTIレバーで使えると言っているもので、構造が同じなのだからシマノの90mmでも使うことはできるだろうという結論に至りました(至らせました)。
(シューの位置がおかしいのは調整し直しました。)
結論としては完璧ではないものの成功といったところで、ブレーキタッチは少しぐにゃんとするもののこれはフィーリングだけの問題で、必要十分な制動力と必要最低限のコントロール性があるので安全に、普通の自転車として公道を走ることが可能でしょう。
ただしメーカー非推奨のため自己責任で行いましょう。当記事でも責任は負いません。

SHIMANO SM-CB90

SM-CB90、銀色のアイツです。
これもブレーキ絡みで、こいつはクイックリリース付きのブレーキアジャスターです。
というのもコンパクトV×STIだと、どうしてもブレーキシューとリムのクリアランスが近くなってしまい、このままではVブレーキ本体のリリース機構が死んでしまいます。
そこでSM-CB90です。こいつをリリースすることで、ブレーキからワイヤーを外すことなくシューとリムのクリアランスを広げることが出来ます。結果、Vブレーキ本体側のリリース機構を使うことができ、タイヤの着脱も簡単に行うことが出来るようになります。ドロハンクロスをやる上で必須パーツと言っても過言ではないでしょう。
このちっさいの単体で1000円の上というトンデモパーツではありますが、ほぼマストアイテムである以上導入するしかありません。質感は高いのでなんだか見ていて惚れ惚れします。
これら(特に下2つ)がミストラルをドロップハンドルにする上で、ドロハンクロスを製作する上で必要なパーツとなっていると思います。その他のパーツは予算や用途、自転車のコンセプトに合わせてチョイスしましょう。
自分の場合、このミストラルは「キャンプやツーリングに使える自転車」がコンセプトなので、荷物をたくさん載せるためにトピークのスーパーツーリスト(キャリア)を取り付けてみたり、ビンディングは使いたいけど目的地に着いてから歩きやすいのがベストなので、SPDペダルのPD-A520を合わせてみたりと、自由気ままにパーツをチョイスしています。
今後はフェンダーやら35c前後の太いタイヤを組んで本格的に走れる自転車にしていこうと考えています。
その他のパーツ構成は他の自転車も含めて自転車まとめページに記載しています。
パーツ選びの時間は自転車を弄る上で最も楽しい時間のひとつだと思います。だからこそパーツひとつひとつに選んだ経緯から始まるストーリーがあったりしたら面白いんじゃないかな、なんて思いながらこの記事を書き綴りました。今後もミストラルを進化させるごとにこんな感じの記事を書いていきたいなぁと思います。
次の記事に続きます。

じてんしゃにっき

2016 6/12 GIOS MISTRALを納車。 2018 8/3 ORBEA aquaを完成。 2019 6/15 GIOS AEROLITEを納車。 その後の行動や構想を自由に書き綴るサイトです。 移行作業(手動)、諦めました。

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