GIOS Mistral をドロップハンドルにしてみた。金額編

これら一連の記事の続きです。
「クロスバイクをドロップハンドルにするのにいくらかかるのさ!」
ということで、過去に色々試算したりしていくらになるのかとか考えたりしていましたがその最終的な金額とそれに伴うドロハンクロスについての結論を出していこうと思います。
スペックは↑のページでまとめていますが、基本の構成としてメインコンポが「SHIMANO 105 5800」、ブレーキはミニVブレーキの「SHIMANO BR-R353」、ホイールは11s対応の鉄下駄「SHIMANO WH-RS100」となっています。
(写真使い回しの刑)
正直クロスバイクには勿体ないコンポですね。これらをメインとして、工具代やらも込みでいくらになったのか計算していきます。

SHIMANO 105 →約30,000円

「約」ってなにさ!という話ですが、余っていたものを組み合わせたので実質タダです。
なので購入したときの金額から使わなかったものを省いた金額で約30,000円としています。
というのも、この105のセットはとある人からアルテグラのクランクとブレーキも込みで50,000円で買い取ったものです。で、そのアルテグラのクランクとブレーキは今回使っていないため、省きました。そこへR7000のクランクを足しておおよそ30,000円くらいではないかなという結果に辿り着きました。
これがメインコンポの金額です。

SHIMANO BR-R353 →4,820円

2つセットの金額です。割高にはなりますが、STIで引けると公式で明言されているカンチブレーキの方が色々と平和かもしれません。

SHIMANO WH-RS100 →0円

こればかりは完成車で買ったエアロライトに付いてきたものなので完璧な余り物で値段が0です。実売価格は前後で11,000円くらいでしょうか。
ティアグラ以下の、10s以下のコンポーネントでドロップハンドルにするとなればそもそもホイールを交換する必要がありません。
また、タイヤも同様です。

SHIMANO SM-CB90 →3,010円

不明 インラインアジャスター →700円

→3,710円

これはブレーキをリリースする上で、また引きしろを調整する上でのマストアイテムです。
インラインアジャスターは黒と青のアイツです。これは乗りながらシフトの調整をする上で個人的に必要だったので噛ませました。

Fizik TEMPO Classic →1,900円

バーテープです。本当はクラシックではなくソフトタッチの方が触り心地が好きなのですが、いつもお世話になっているお店(安く買える)に白のソフトタッチがなかったのでクラシックにしました。

PRO コッタレス&オクタリンクツール
BBB BBリムーバー プルスター
→4,500円

クランクおよびカートリッジ式BBを外すために必要な工具です。

アウターワイヤー →2,000円

シフトアウター、ブレーキアウターのトータルで2,000円です。特に性能は気にせずサードパーティーの安いものを選びましたが、フロントディレイラーの引きが重いので次からはシマノやジャグワイヤーあたりのいいものを使おうと思います。
以上が今回組む上で新調および選択したパーツです。そのトータルしめて…

46,930円

となりました。自分の場合、実質的にはコンポは今回買ったわけではないので30,000円分を差し引いて16,930円で組み上げることができたわけですが、コンポ込みで考えるとなかなかに高い改造になりました。
また、その他にハンドルやそれに適合するステムなどが余っていない場合、それらも込みで、安くても5,000円の上くらいは上乗せされていくと思います。工具がなければその分も追加されていきます。場合によっては「工具=お店で組んでもらう工賃」くらいの額にもなりかねません。
結果、余り物も何もない状態からドロハンクロス(自分のミストラルとほぼ同じスペック)を爆誕させようとするとしめて…

60,000〜70,000円以上(!!)

ほどの金額がかかる可能性があります。8sのクラリスとかで安く抑えようと頑張ってもSTIレバーを使った瞬間に40,000円近くかかるのではないでしょうか。
ミストラルやエスケープR3あたりのクロスバイクをドロップハンドルにしようとなると、どうしても資金面がネックになっていきます。もう1台同じ自転車が新車で買えてしまいます。そこまで行ってしまうと普通に魔改造でしょう。通りで世の中の数あるクロスバイクのブログのほとんどでオススメされないわけです。
自分が盛大にドロハンクロスを爆誕させている以上「やめた方がいい」とまでは言えませんが、ここまでお金をかけるならば資金をもう少し上乗せして、実売10万円+αくらいの(型落ちの)11sの新車のロードバイクを探して買った方が(普通は)幸せになれると思います。
「コイツ(クロス)じゃなきゃダメなんだ!」とか「クロスの魔改造がやりたいぜ!」というのであればやってみる価値はあると思います。実際自分も前者寄りの思考で組んでみたのですが、結構な勉強になりました。
結論として、決して安い改造では無い上に速くなるわけでもない、コストパフォーマンス最悪の、完璧に「趣味」の領域でどこまでお金を出せるかによってドロハンクロスの見方が変わると思います。
今回は運良く本当に余り物で組むことができたので完成まで辿り着けましたが、クロスバイク1台しか持っていない人がドロハンクロスを作ろうとするのはあまりオススメできない(他に良い選択肢がいくつもある)という結論で締めようと思います。お付き合い頂きありがとうございました。

じてんしゃにっき

2016 6/12 GIOS MISTRALを納車。 2018 8/3 ORBEA aquaを完成。 2019 6/15 GIOS AEROLITEを納車。 その後の行動や構想を自由に書き綴るサイトです。 移行作業(手動)、諦めました。

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