ネットで買った自転車の調整。
新たな愛車、エアさんはネットで組み立て済みの完成車を購入してお迎えしました。
しかしこの自転車、自分が乗るには都合の悪い部分がいくつかありました。
問題その1。チェーンピンがまっすぐに刺されておらず、奥まで入っていません。
これの何が問題かというと、言わずもがな、チェーンが切れる恐れがあります。
そしてチェーンのピンがおかしい部分のみ動きが渋くなるので、ペダルを逆回転させると上の画像の通り、チェーンがアウター側に落ちようとします。アウターで停止中、クランクの向きを漕ぎ出しやすいように回したらこうなってしまう、なんてこともあり得ます。
FDのトリム調整もしましたが、フロントチェーンリングの下側から外れてくるので、暖簾に腕押しです。
その問題について対処するため、まずはチェーンピンを奥まで刺してみます。ダメでした。
斜めに刺されていたので、プレートを歪めながら変な方向に刺さりやがりました。
ここで外出。ミッシングリンクを購入しました。帰宅後、チェーンを歪んだプレートもろとも切除します。
あとは外したプレートの代わりにミッシングリンクを装着すればチェーンの問題は解決です。逆回転させてもアウター側に落ちなくなりました。
問題その2、ハンドルが広すぎます。自転車はポジションが要のひとつです。エアさんに完成車状態で取り付けられているハンドルの幅は芯-芯で400mmくらいだと思われます。対して上の画像で重ねられている艶消しハンドル(deda zero1)はカタログで外-外380mm、芯-芯換算で恐らく360mmよりも狭いハンドルとなります。
ハンドル幅は芯-芯400mm前後が一般的じゃないかと思います。ただ、肩幅で合わせてみたりすると自分には400mmは広すぎます。広くても380mmが理想です。
今回は偶然にも前車からハンドルを流用したので気さくにポジションが変えられました。
手始めにハンドルからバーテープを剥がし、ワイヤーを止めてあるビニールテープも剥がし、STIレバーをもぎ取ります。ケーブルはそのままにして、エビの触覚のように垂らしておきました。
あとは別の車体からハンドルをもぎ取って、逆の手順で組み上げます。バーテープは再利用し、これも前車から剥ぎ取った薄いfizikのバーテープを使いました。エンドキャップだけは気に入ったのでGIOSのものを使いました。
リーチもドロップも、乗り慣れた自分好みのポジションになりました。ハンドルをもぎ取られたアクアさんは最奥で、次の出番が来るまで静かに眠っています。
その他FD及びRDの調整、ブレーキの遊びの調整などを行い、今できる簡単な調整が終わりました。ハンドルはさておき、ネットで自転車の完成車を買って終わり、なんて甘い世界ではなく、届いた後で問題が無いかを隈なくチェックして調整をする必要がある、と身を持って知ることができました。
初心者がネットで自転車を買うことをオススメしない記事が多いのはこういう事だったのだなと理解しました。
さて、いよいよ数年前から思い描いていた並びが実現しました。GIOSの入門クロスバイクであるミストラルと、同社旗艦レーシングバイクのエアロライト。同色のこの2台が自分の部屋に並んでいると思うとまさに夢のようです。
初カーボン、初フレーム内装式ワイヤー、初エアロフレーム、いろんな初めてが詰まったエアさん、これから訳がわからずトラブルも起きるでしょうが、ゆっくりしっかり超えていこうと思います。
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