GIOS AEROLITE インプレ!

早いもので納車からもうすぐ1週間が経とうとしています。しかし雨やら私用やらで全く乗れず。今日、短い距離ではあるものの、ようやっとしっかり走らせることが叶いました。
さらにその後でちょいちょいと走ったので個人的なインプレをまとめます。
ポジションはサドルがアクアさんよりやや高いなとは思うものの、高い方がトルクが掛けやすい上に落差が出て、骨盤を寝かせられるため、ほとんどエアロライトでハマった感じがします。(というのは建前で足が短いけどシーポスのロゴが隠れるのはなんか嫌なので高めにしています。)
そして実走ですが、何もかもが違う感じがします。アクアさんは走れる状態で重量が9.1〜9.2kgくらいでした。対するエアロライトは同じ仕様で7.8kg。1〜1.5kg近く軽くなっています。
同じホイールでも漕ぎ出しから全く違う動きを見せてくれました。
走ったコースは平坦基調で、3%〜5%くらいの微妙な坂が少しだけあったりという、とても優しいコースです。それでも坂が大の苦手な自分はアクアさんで大幅に失速するという失態を毎度のように犯していました。
まずは平坦でのアクアさんと比較した印象。
「速い」の一言に尽きます。アクアさんも回せばちゃんと付いてきてくれる素直なアルミバイクでしたが、加速した時の伸び方が全く別物でした。めちゃくちゃスムーズに伸びていくので、ある種の違和感さえ感じるほどでした。
アクアさんが「グッ、グッ、グッ」と伸びていくところをエアロライトは「うにゅーーん」と伸びていく、そんな感じです。滑らかです。
そして問題の上り坂。3〜5%程度じゃ上り坂と言うのかも怪しいですが、いつもこのくらいの斜度でガクッとペースが落ちていました。アクアさんでは気合いを入れて突っ込んでもだんだん失速してきて加速したくてもなかなか加速しない、重さとか気怠さが見え隠れする感じでした。
エアロライトでどうだったかというと、何もありませんでした。何も無かったというのは、この程度だと多少の失速はあれどスイスイーっと通り過ぎてしまった、そんな感じでした。帰りに同じ道を通って下ってみたら「あれ、こんなに速度乗るほどの坂だったっけ」なんて思ってしまうほどには坂が苦になりませんでした。
そしてとある目的地に到着。部活(文芸部)の部長を連れてのサイクリングだったのであまり飛ばせませんでしたが、片道10kmをできるだけ30〜35km/hで維持してきた割に、疲労感はほとんどありませんでした。風よけとして誰かの後ろを走った時ほどではないにしろ、本当に疲れない自転車だと思いました。
乗り心地、乗り味に関してもアクアさんとは大きく異なりました。
まず、乗り心地がとても良いと思います。カーボンだからでしょうか。アクアさんは特にリアからの突き上げが酷く、バインバイン跳ねる感じがして荒れた道は割と不快な部類でした。しかしエアロライトは荒れていようとリアからの突き上げはあまり気にならず、不快感もありませんでした。
ファーストインプレでも書いたように、薄く平べったいシートステーが効果を発揮しているのでしょう。半袖Yシャツにジーンズという完全私服で走ったのですが、突き上げのせいでお尻が痛くなるなんてことは全くもってありませんでした。
次に思ったのが、ダンシングをした時のバイクの動きです。訳あって少し大きくバイクを振ってみたところ、面白いくらいに軽い力でバイクが振れました。そのままグイグイ加速してくのは本当に面白いもので「なんだこりゃ」と思わず口にしてしまいました。アクアさんではこうはいきませんでした。
こう素人ながらもインプレを書いていると、やはりカーボンの性能と軽さが大きな武器となっているなぁと思わずにはいられません。
新旧の違いはあれどコンポーネントは同じ11sの105、ホイールとタイヤ、ハンドル周りに関しては全く同じものを流用してきたので、本当にフレームだけでここまで大きな差になると考えると「買ってよかった」と心から思います。
さらに追記です。ミストラルとも比較してみました。といってもキャラが違いすぎるのでアレですが、なんだかんだでエアロライトは金属系のフレームに比べるとやはり硬いです。フレームが硬いの意味をやっと理解できました。ミストラルが「ゆっくり走ろうやで」と言っているのに対してエアロライトは「オラオラもっと踏まないとすすまねぇぞ!」という感じ、ゆっくり走ろうとするとペダリングが下手なのでギクシャクします。
しかしながら圧倒的に速いです。他社の旗艦モデルと比べるとそれほどではありませんが、自転車として速いか遅いかを問われれば速い部類に入るでしょう。買ってよかったという思いは半年近く経つ今でも消えません。
そして何よりも「今までずっと欲しかった、憧れていた自転車に乗っている」というモチベーションが大きな原動力になっていると思います。
正直なところアクアさんはロードバイクに慣れるためのエントリーロードとして組み上げたもので、本当に欲しかった自転車というわけではありませんでした。嫌いではないですし、たくさんの出会いもくれました。感謝せずにはいられない、そんな自転車ですが、なんだか気持ちが乗れていないのも事実でした。
自転車ではこのモチベーションの差も大きいのかもしれません。
今後はアクアさんに感謝しつつ、エアロライトと共に速く、楽しく、スマートに走れたらいいなと思っています。
比較インプレはこの辺で筆を置くことにします。
あっ、アクアさんのその後の予定ですが、手持ちに4700系のティアグラが丸々残っているので、それをフラットバーにして乗れる状態にしておこうかな、と考えています。アクアさんから外された11sコンポは…ミストラルさんをシクロクロスもどきとして組んでみるのもアリかもしれません(?)
どちらも不動車のまま生涯を終えさせはしたくないですね。
4/20 コロナの影響でライドを控えていて暇なので追記
ヒルクライムに関してです。平均7%、最大12〜13%くらいの峠に行きました。ぼくは山が死ぬほど苦手で、アクアさんではこの峠の中腹でバイクを降りて休憩した記憶があります。
自転車と一緒に地面に横になるくらいには体力もなく、しんどさMAXでした。
で、同じようにエアロライトで突っ込んだのですが、ノンストップで上りきることができました。アクアさんを転がしていた時期よりも乗る頻度が少なく、体力がさらに劣る状態でしたが、軽さというアドバンテージが驚くほどに効いていたのだと思います。
乗り手がノンストップで上れるか否かというとても低レベルな次元ですが、裏を返せばビギナーでも楽に走れる自転車であるとも言えるのでは無いでしょうか。
総評として、平坦がよく進んで(エントリーアルミフレーム比)、山も気遅れすることなく飛び込める(エントリーアルミフレーム比)、エアロライトはそんな自転車であると感じました。

じてんしゃにっき

2016 6/12 GIOS MISTRALを納車。 2018 8/3 ORBEA aquaを完成。 2019 6/15 GIOS AEROLITEを納車。 その後の行動や構想を自由に書き綴るサイトです。 移行作業(手動)、諦めました。

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